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タイトル |
カルドセプト リボルト |
メーカー/公式サイト | 任天堂/公式(2023年3月現在) |
ジャンル ボードゲーム+トレーディングカードゲーム |
機種 ニンテンドー3DS |
プレイヤー(人) 1~オンライン対戦あり ※詳しくは公式をご覧下さい |
対象年齢 12歳以上。 この年齢の設定はおそらく難易度の高さからだと思われます。 |
クリアの有無 |
2016/10 クエストモードのみクリア ただし「最後の挑戦」は除く |
ゲーム批評 |
前のDS版から何年かぶりにプレイしたので、ほぼ初めてのつもりでプレイ。 ゲームの基本は、サイコロを振って止まったところが空地なら手持ちのカードからクリーチャー(モンスター)カードを出して自分の領地に。敵(CPU)の領地だったら、通行料を払うか、戦闘モードに入ってカードバトル。カードのステータスはHPと攻撃力の2つが基本で、アイテムカードを持っていれば攻撃力や防御力のアップができるという内容で、 一言でいえば「自分の領土を増やすまたはレベルを上げてお金を集め、一番先に目標額を貯めてゲートを通過した人が勝ち」のゲームです。 |
CPUが弱い間は、こちらがカードの選択ミスを多少しても勝ててしまう難易度なのですが、だんだんと進むにつれて、クリーチャーの属性を考えたり持参するアイテムカード選びなど、戦闘準備に時間をかける必要が出てきます。 そのため、このゲームは小学生の方だと困難に感じるかもしれませんし、思考系のゲームがあまり得意ではない方にも苦痛の内容かもしれません。 ただし、シミュレーションゲームのようにじっくり考えて1歩ずつ前進するのが好きな方、囲碁将棋のように対戦相手の出方を予想しながら、、戦略パターンを頭の中で練るのが好きな方なら面白いと感じるかもしれません。 また今回のリボルトは、メインストーリーの分岐点ごとにサブストーリーがあり、それぞれにマップが異なるという仕様ですが、結局はメインのマップをクリアしないとラスボスに近づくことはできませんし、一部のサブストーリーは「ほぼ同じ会話が続く」という、「単なる延長戦」という部分があります。 また、一部のマップは難易度が高かったり、オススメを教えてくれるアドバイス矢印が時折、アドバイスどころか悪い方向に向かうこともあるため、最終的には「自分の戦略パターンで何度も挑戦した方がクリアしやすい」かもしれません。 このゲームの良い点は、「マップが小さいため、1回の試合時間が比較的短い」という点で長くても1時間、自分が有利になれば30分あるいはそれ以下でクリア可能です。 万が一長くなったとしても「本体のカバーを閉じて省電力モード」にしておいて、他の用事を済ませてから続きをプレイしやすいのも、カードゲームならではないかと思います。 慣れないうちは、「カードごとの複雑なステータス」は無視して、とにかくクリーチャーカードをボード上に置いて領地を増やし、同時にマップ上のゲートをくぐりながらお金(魔力)が増やして「クリア目標の魔力達成」を目指してプレイしていれば、自然とルールが身につくと思います。 土地を取られたら別の土地を奪う、攻めてきたら防御で応戦、といった展開が早くなって忙しくなる場合もある思考ゲームです。 難しいけどハマる人にはハマる、それがカルドセプトシリーズだと思います。そのうえでこのリボルトは「少し難易度が高い」と思いますが、ブリードカードという「自分好みでカードを作成」という新機能があり、うまく成長できれば自分だけの強力なカードを手にすることができるのが特徴です。 |
攻略ワンポイント(ミニ攻略) |
※一部はルールの再確認として掲載しています。 ※ゲーム内ではゲインや魔力といった表記ですが、どちらも「お金」と考えると簡単です。カードを使うのにも必要ですし、各マップの目標額を集めてゲートを通過すればクリアとなります。 Q.効率的な魔力の獲得 A.同じ属性の土地を増やしていけば、連鎖により個々の土地の魔力が増加します。さらに同じ属性のクリーチャーを配置します。 例えば、火の属性の土地に火のクリーチャーを配置できれば戦闘時のHPが上昇するため、「敵の侵略を防ぎやすく」なり、結果として「強固な領土」を増やすことが可能です。ただし、レベルをあげた土地を敵に侵略されると逆転される可能性もあります。 Q.カードの「感応」とは? A.[説明書より]特定属性のクリーチャーが配置されていると、STやHPが変化する。 Q.カードの[強打]とは? A.強打が発動する条件だと、数値以上のダメージを与えられます。 Q.カードの[貫通]とは? A.土地によるHP増加分をゼロにします。 Q.攻撃のチャンスは? A.敵(CPU)の魔力が減少している時。敵が防具カードや属性無効カードを持っていない時。 属性無効とは、たとえば「水が無効」なら水属性のクリーチャーからの通常攻撃は全く効かないということになります。 Q.侵略が難しい敵 A.HP(MHP)が高い防御型や属性無効ステータスを持ったクリーチャー。敵(CPU)がアイテム破壊カード、属性無効カードを持っている時。 Q.攻略のポイント A.カードのデザインを見ただけで「効力・ステータス・必要な魔力」が頭に浮かぶぐらい覚えるのが重要です。ですが、種類が多いうえに、敵(CPU)の手持ちカードは一瞬表示されるだけなので、結局は「慣れ」るしかありませんが、私は敵が持つ面倒なカードはノートにメモしてすぐに特徴がわかるようにしています。 Q.敵(CPU)が自機に魔法をかけてくる。 A.このゲームに登場する人間はセプターと呼ばれるカード使いです。一部のセプターは魔法(スペル)カードを使って、自機の動きに制限をかけたり魔力(お金)を横取りします。 とくにダイスカードと呼ばれる数字のカードを使って、自機を敵の領地に誘導し魔力を吸収しようとするセプターがいます。いつ、戦闘になっても良いように「そこそこの戦闘力を持ったクリーチャー」「攻撃力アップカード」各1枚と「カード使用に必要な魔力」は常備する、もしくはこちらもダイスカードを常備して敵の領地を回避、もしくは敵の魔法を防ぐカードで予防するなど、各セプターの行動パターンに合わせたカードが選びが重要です。 Q.敵の魔力が大きくなり逆転が困難になった。 A.マップを見て、敵の魔力レベルの高い土地を探しましょう。その土地を侵略できれば差を縮めることが可能です。 侵略するには「自分がその高い土地に止まって戦闘で勝利する」または「高い土地のそばにいる自分のクリーチャーを移動して勝利」が必要です。 ただし、戦闘を開始するには「攻撃のチャンスである」「攻撃力アップカードがあった方が有利」「防御型クリーチャーは移動できない」などの注意事項があるため、勝てる見込みがないと「自滅」する可能性もあります。 Q.もう勝てない A.リセットではなく「打ち切り」を申請しましょう。戦績(●戦●勝)が残るうえ額は少ないですが、お金がもらえるので新たなカードの購入などに充てましょう。なお、「打ち切り」はある程度、ラウンド(*)が進まないと選べません。 *同じマップの周回数のことです。 Q.同じマップを何回も挑戦しても勝てない。行き詰まった。 A.ブック内のカードを総入れ替えるつもりで大幅な見直しをすると展開が変わるかもしれません。 例えば、クリーチャーの主体をSクラスからNクラスに変える、防具アイテムをゼロにして剣アイテムを増量するとか。 さらに手強いマップの場合、敵セプターの出すカードの属性やスペルカードの特徴をメモってみます。たとえば、敵が地属性のカードの多く出すマップなら、次戦では地属性に強いカードをブックに多めに入れて開始すると、有利な展開になる場合があります。 Q.自分のクリーチャーが敵(CPU)に魔法をかけられた A.管理人が確認している方法として、「別の土地に移動」「別のクリーチャーと交換」「別の魔法をかける」ことで魔法を解除できます。 ※ただし、解除できない場合があったかもしれません。 |
個人的に好みなカード類 |
※下記の一部のカードはステージが進まないと登場しません。あくまでも個人の意見です。 ●クリーチャーカード 火・水・風・地とも 「多少の攻撃力がある」 「配置制限がない、もしくは1つまで」 「アイテム制限がない、もしくは武器可能」 のカードを選択し、全属性でほぼ同じ枚数を常備。 ※無属性および高い魔力が必要なカードは少なめ。 ※マップによっては「即死」の効果を持ったカードが有効。 ・水のハイド:対象敵クリーチャーに「戦闘行動不可」をつける ・火のバーナックル:対象敵クリーチャーに「通行料1/2」をつける ・火のキングバラン:配置、アイテム制限がない ・風のナイト:配置、アイテム制限がない。強打[MHP50以上] ●アイテムカード ・防御用 HP+(手札の数x10)リング *防具アイテムが使えないクリーチャーでも使用可能 HP+40; アイテム破壊と盗みの効果を受けない ・侵略用 ST+40; レア度Nクリーチャーが使用した場合,強打[全] ST+20; 貫通[全] ST+30; 防御型クリーチャーなら破壊 ●スペルカード ・使用者は距離1~4マスの対象の土地に飛ぶ ・対象セプターのブックを開始時の状態に戻す ・対象クリーチャーに戦闘行動不可をつける ・対象の□のついた召喚条件の無いクリーチャーを手札に戻す ・配置された土地と属性の違う全てのクリーチャーのHP-20 ・対象自クリーチャーを手札のクリーチャーを交換する |
その他のカードについて補足 |
●巻物攻撃カード 相手が地・火または水・風用の攻撃無効の盾を使ったり、クリーチャーが無効の効果を持っていても、攻撃可能。逆に「巻物を無効にするアイテム」なら防御できる。しかし防御系アイテム(80%無効など)を使っても、巻物の表示ST分の攻撃は受けてしまう。 ●特徴のあるクリーチャーカード ・戦闘開始時にアイテムを破壊する特性を持ったクリーチャー ●防御型クリーチャー STが低い代わりにHPが高い。ただし、「防御型を破壊するアイテムカード」には弱い。 |
関連商品 |
攻略本 カルドセプト リボルト 完全攻略本 公式 |
評価(10が最高) |
9点 (個人的には10点ですが難しいので-1点。) |
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タイトル |
カルドセプトDS |
メーカー/公式サイト | 大宮ソフト・セガ/公式(2021/7現在) |
ジャンル | トレーディングカードボードゲーム |
機種 | ニンテンドーDS |
プレイヤー(人) | 1~4 |
クリアの有無 | ||
'10.9 ストーリーモードクリア カードは未コンプリート |
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ゲーム批評 | ||
名前は昔から知っていましたが、興味がわかなかったカルドセプト。 しかしプレイする機会ができたので初チャレンジ。 結論から言えば、非常に秀逸なゲームでした。 その理由として、カードそのものやキャラクター自身にレベルアップはないものの、アイテムカードや呪文カードを集め、使ったり捨てるタイミングを駆使して勝ち抜く、まさにトレーディングカードであることを知ることができたからです。 まず、はじめは属性とか自分の領地のレベルアップなどを考える余裕がないまま、とにかく「先に確保した土地の保守」だけに専念。 簡単なマップならぐるぐる回って領地を増やすだけで勝てたものの、途中のマップからは、敵の土地の奪取や自分の土地のレベルアップといった行動が必須となります。 この敵のカードとの戦いが難しく、相手が明らかに弱いカードと思って挑戦しても、その敵の土地レベルが高いと「敵の防御の数値にプラス補正」された上に強力な剣というアイテムカードを敵に使われてしまうと、侵略に入った自分のほうが負けてしまうという、 「カードの優劣だけでは勝負が決まらない」というハラハラ感が面白いといえば面白いのですが、あまりにもそれが続くと「勝てない」という疲労感が溜まるシステムなので、「絶対先に進めるRPG」に慣れていると非常にツライゲームです。 またサイコロの目で進む割には、「意図的にCPUに悪い目に止まらされている」と感じることがたまにあったので、そういう不利な状況にも耐えてプレイできる人でないとCPU戦はイライラするでしょう。 逆に人間との対戦モードならサイコロの目は公平だと思うので、「ワイワイ遊べるボードゲーム」として使えると思います。 それにDSなので、多少の処理落ちはあるもののロード時間がないので、非常にプレイしやすい環境でした。 後半の難しさで10点満点から-2しましたが、個人的にはベスト5に入るゲームとなりました |
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関連商品 | ||
カルドセプトDS 公式完全ガイド カルドセプトDS 公式ガイド~カード&タクティクス~ |
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評価(10が最高) | ||
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