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タイトル |
PETER JACKSON'S キング・コング オフィシャル ゲーム オブ ザ ムービー |
メーカー/公式サイト | UBISoft |
ジャンル | FPSシューティング+アクション |
機種 | プレイステーション2 |
プレイヤー(人) | 1 |
クリアの有無 | |
エンディング(2012.1) クリア後ボーナスイベント 一部を除き全て |
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ゲーム批評 | |
非常に珍しいタイプのゲームで、1人称視点モードつまりFPSでの射撃ゲームかと思えば、急にコングを操作して恐竜などを倒すアクションゲームになるという、2つのゲームが入った内容。 しかも、そのどちらのモードで遊ぶかをこちらが選べるわけではなく、ストーリーにしたがって随時変更されるうえ、操作方法が全く異なるため戸惑うことの多いゲームでした。 欠点を先に言うと、洋ゲーらしく操作が大雑把な部分があったり、ライフメーターがない代わりに効果音や背景の色で「危ない状態かどうか」がわかるシステムで、多少の慣れが必要。 また、FPSモードで洞窟や橋を通過する際、視点の幅と人間の幅が一致していないように思え、道幅が狭いとか、穴が小さいためどこが洞窟の入り口なのか気づきにくい、橋から落ちることがたまにあるなど、こういった細かい部分がゲームの難易度を上げているように思えます。 FPSモードの銃には弾数制限があるので、弾切れになった場合、地面に落ちている骨や枯れ草などを拾い、それを武器として使うのですが、暗いシーンだとどこにそのアイテムが落ちているのか気づきにくく、探している間に敵に喰われたこともありました。 ただセーブポイントは豊富なので、アイテムの位置を覚えつつ少しづつ進めることのできるゲームなので、それほど不満ではありません。 逆にコングモードは適当にボタンを押していてもパンチが当たるうえ、敵にとどめを刺す時は連打するので、かなり爽快に遊べます。 一方、PS2なので絵が汚いと思う人がいるかもしれませんが、想像以上に絵はキレイでしたし、そもそも映画監督がこのゲームの制作に参加しているだけあって、ゲーム展開の演出が非常に良い。 密林の中をモンスターに気付かれないようにゆっくり進んでいたら別の方向から出てきて、銃で必死に応戦。弾切れになったら、その辺の槍や骨を取って、がむしゃらに反撃、といった一般の武器を拾いながら進むFPSとは異なる、ハラハラドキドキのサバイバル感たっぷりのゲームで、ともかく熱中できました。 また一度クリアしてもクリア済みのステージでスコアを稼ぐと、見られる映像特典が増えていくなど、クリア後でも楽しめるような配慮は良いと思います。 ただちょっと難しく万人受けではないので、少し減点。 それと残念なのはパッケージ。ゲーム画面の一切ないジャケットだったため、買う前は内容が全く不明。これが原因であまり売れなかったと思う、隠れた佳作または名作と言えます。 |
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評価(10が最高) | |
8 |